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2015/07/25

私たちの覚悟 ~ 外国人観光客300万人プロジェクト ~

高橋はるみ知事が四期目立起の際に掲げられた重点公約の一つに「外国人観光客300万人プロジェクト」があります。
これは観光立国を目指す日本の指針に基づいていることもありますが、北海道が北海道の強みを生かした「まちづくり」を推し進める上でも絶対に欠かせぬ道筋であるとも言えると考えています。
先日の新聞で一斉に報じられておりましたが、訪日外国人の統計、更には北海道へお越しいただけた上半期実績及び通期予想の報道がありました。
ご覧になられた方も多いことと思われます。
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その数が円安や空路増便等の追い風も手伝って凄まじい勢いで増えていること。
地域別でみると、中国を筆頭に韓国・香港・米国など19の国・地域の訪日客が上半期として最高であったとのことです。
大変喜ばしいことでもありますし、冒頭にも触れました重点公約が実現される大きな原動力となっていることは明白です。

しかし、これを単純に受け取っていいものかと言うと全面的な肯定はできないのであります。

これまで100万人にも満たない外国人観光客を受け入れてきた北海道が、その3倍以上の方々を「おもてなし」していこうとする時に、私たちは様々な変化を積極的に受け入れていく必要が出てくるのだと考えています。

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それはホテルや交通環境などのハード面から、北海道に住む私たちの生活環境にまで及ぶことなどのソフト面まで多岐に渡ることとなります。

残念ながら「北海道の今」のままでは、多くの来訪客にお越しいただくことはできません。

来訪される方々は勝手にやってくるものではないのです。

北海道に暮らす私たちは、はっきりと自覚しなければなりません。

未来に渡って繁栄できる北海道として生き残るには、この課題に積極的に取り組み、旺盛に私たち自身へと取り込んでいかなければならないのです。

私たちは東アジアを中心とした、世界の北海道マニアを満足させることのできる北海道に、北海道民に成長し続けなければなりません。

新千歳空港の国際線ターミナルが新設されたばかりではありますが、既に増設されることが決定されています。

CIQ(出入国手続き)で、最大3時間も待たされる状態は決してほめられたものではありません。

丘珠研究会等が推し進めている丘珠空港を中心とした丘珠地域の利活用を実現のものとして、次なるステップを目指すことが必要となります。

多くの来訪客に北海道の隅々を楽しんで、味わっていただく為にも、各地域・自治体中心となって観光振興を急がなくてはいけません。

なにやら北海道の自然は一流らしいから・・・、

行ってみたい地域No,1は北海道らしいから・・・、

そんなことでは直ぐに立ち行かなくなってしまうことを、実は皆さんはお気づきのはずなのです。

それらを実現のものとするために、具体的に勇気と誠意を以て皆さまに政策としてお伝えしながら、共に北海道の明るい未来を、元気な将来を創り上げて参りたいと真剣に考えております。
何卒よろしくお願いいたします。

北の元気玉 道見やすのり拝