
この件については、既にFacebook等で公開してきた内容です。
この度、鈴木知事や山岸道警本部長とも共有させていただくことになりました。
野党は基より、現場で加勢する「専門家」を自称する輩とも対峙していく覚悟です。
何も乱暴なことは致しません。法治国家として、毅然と対処していくのみです。
※更に、近日中に動画による質問&答弁も試みたいと考えています。乞うご期待。
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C,アイヌ総合政策の推進について
次に、アイヌ総合政策の推進について伺います。
この件につきましては、先の環境生活委員会で触れましたが、道警察本部にも関わることでありますので、改めて一般質問とさせていただき、知事と道警本部長から見解を伺います。
この事件は、9月1日に、紋別市内藻別川で、道の許可を得ずにサケを数十匹採捕した事件が発生したと報道されています。その場で道の職員が中止を求めましたが、紋別アイヌ協会の畠山会長が、9月1日午前5時頃に違反行為に及んだと承知しています。
① 事実関係他について
最初に、事実関係他についてお聞きします。
当日は、オホーツク総合振興局の職員がその場に居て中止を求めているとお聞きしています。昨年は、道警に協力を求め、立会って頂き、中止を求めて採捕が行われなかったと聞いています。その意味からも意図的であり、同一人物によって繰り返されている点からも、この密漁犯行は悪質であると言わざるを得ません。
道警が把握しているこれまでの経緯と、密漁犯行を未然に防ぐ意味から何故今年は道職員に同行することができなかったのかを、また、今回は既に道から告発を受けているとされていますので速やかな対応を求めます。道警本部長の見解を伺います。
<答弁> 道警本部長
・昨年の対応
道からの協力要請に基づき、警察官が現場に赴き、
法令に違反するサケ・マスの採捕がまさに行われようとするのを認めたことから、
その予防のため関係者に必要な警告を発し、
違反行為の発生を未然に防いだもの。
・本年の対応
道と対応策を繰り返し協議し、
伝統的な儀式に関連する行為であることから、まずは、
行政指導により、特別採捕許可の申請が行われることが
望ましいと判断し、道職員に同行しなかったもの。
② 再発防止について
次に、再発防止について伺います。
紋別アイヌ協会の畠山会長は、認められてもいない「先住権」や「自己決定権」を振りかざし、特別採捕の申請を拒否して、その場で密漁犯行に及んだと聞いています。
これは、権利云々の前に、身勝手な行動であり、国内のアイヌの人々やアイヌ施策推進法の成立に関わった方々にとっても迷惑であると断ずることが出来る密漁犯行であると言わざるを得ません。
私は、来年以降の密漁犯行を防いでいく為にも、今回の事案については厳正に対処していただかなくてはいけませんし、一方で、アイヌ施策推進法に則った特別採捕の申請については、柔軟な対応を検討する必要もあると考えます。
今回の件をどのように受け止め、またどのように対応していく考えであるのか、知事に伺います。また、密漁犯行の再発を防止するため、どのように取り組む考えなのか、道警本部長に伺います。
<答弁> 道警本部長
・来年以降の対応
これまでの経緯を踏まえつつ、
道を始めとする関係機関との連携を図り、
行政指導では違反行為を予防できないおそれがある場合
には、警察としても早めの指導や警告を行い、
道職員と共に特別採捕許可の申請を促すなど、
違反行為の未然防止に努めてまいる。
<答弁> 知事
・河川内におけるサケマスの採捕は、法や規則で禁止。
・アイヌ文化の伝承等を目的とする採捕は、特別採捕許可で認めている。
・今回、再三の指導にも関わらず、採捕行為に及んだことは、誠に残念。
・道としては、アイヌ施策推進法の主旨を踏まえ、
採捕が円滑に行えるよう検討しているところ。
・今後とも、申請が適切に行われるよう関係者に対し働きかけるなど、
道警と連携して再発防止に努めてまいる。