私の数少ない趣味の一つに「フライフィッシング」があります。
毛針(フライ)で釣る釣りです。これがなかなか釣れません(^^;)
主にニジマスやアメマスなどの鱒族を好み、全道中の河や湖を釣り歩いています。
十勝川や天塩川、別寒辺牛川(厚岸)、音別川に茶路川、阿寒湖・阿寒川や屈斜路湖、本流やその支流、時に蝦夷鹿や羆とまみえながら釣り歩きます。
私は決して優秀なフライマンではありませんが、優秀な釣り仲間には恵まれていることは誇りに思っています。
家族にはどうして釣った魚を持ち帰らないのかと聞かれたこともありますが、「キャッチ&リリース」を心掛け、家族には旅したその地域の美味しいお土産を持ち帰ることとしています。その方が喜ぶ家族の有様に複雑な心境だったりもするのですが・・・(^^;)
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大自然の中にこの身を置くと、様々なことに気付かされることが多くあります。
悩んだり、行き詰ったりすると釣り旅にでることが多かったような気がします。
釣りを通して、尊敬できる多くの師と出会うことができました。
彼らは人生の悩みや壁に対して、直接的に解決へと導いてくれる訳ではありません。
北海道の奥深い大自然に抱かれながら共に時を過ごし、酒を酌み交わし唄い、河を釣り下り、笑い、泣き、時に熱く語り・・・、しかし繰り返し繰り返し、大切な何かを自身で導き出すまで共に過ごしてくれました。
「悠々として急げ」これは開高健が遺した言葉です。
私の座右の銘であり、その時々に代わって何かを伝えてくれる偉大な言葉であると捉えています。
今この居場所を皆さまにお与えいただくこととなり、改めてこの言葉を通じて自らに問い直している真っ最中でもあります。
毎日東奔西走しながら、スケジュールに追われ、時間に追われながらも、忘れてはいけない何かを、僕は北海道の大自然の中で教わった中から進むべき道を示していただけていると確信しています。
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いよいよ6月16日からは北海道議会第二回定例会が始まります。
日々その準備に明け暮れていますが、皆さまにお約束したことを、地域の皆さまに教えて頂いた多くの視点を、多くの師が教えてくれた信じるべき道を実現させていくことが、私に与えられた役割なのです。
今日も一日、北の元気玉、精一杯働いて参ります。
北の元気玉 道見やすのり拝