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2015/07/9

平成27年第9回環境生活委員会「フロン排出抑制法への対応について」

開会中の北海道議会も、いよいよ明日で閉会となります。
本日行われました環境生活委員会で、「フロン排出抑制法への対応について」の質問に立たせていただきました。
本年4月に施行された「フロン排出抑制法」に伴い、道内に様々な形で広く存在する「フロンガス」の取り扱いについて議論させていただきました。

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フロンガスは、先人が発明し、長い間人間にとって無害なものとして有益に使用してきたものですが、現代においては、地球温暖化の原因ともいわれるオゾン層の分解因子となってしまうとされています。

活用した私たちが、ちゃんと管理し続けたり、無害化に至るまでの責務を負うこととなります。

北海道として市町村や民間団体と協力していかなければならないことでもあり、残念ながら行政の力だけでは解決できる問題ではありません。

北海道として、その法の下の責務を果たすことが出来るように努めて頂けるように質問させていただいたものであります。

 

以下、質問分です。

【管理者による維持管理等について】

地球温暖化とオゾン層破壊の原因となるフロン類の排出抑制を目的とした「フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律」いわゆる「フロン排出抑制法」が本年4月から施行されたところであります。

業務用エアコンや冷凍冷蔵庫の管理者には、機器及びフロン類の適切な管理が義務付けられたのですが、この内容について伺います。

まず道有施設における設置状況ですが、昨年11月に開会された環境生活委員会で、道は、道有施設における対象機器の設置状況について調査すると答弁されたと伺っておりますが、どのように調査を行ったのか、更には、その調査結果をお聞かせください。

調査結果のうち、適正な管理下に置かなければならない261台については簡易点検なり定期点検を実施し掌握できることとされていますが、不明とされた7台についてはどのように取り組んでいかれるのでしょうか

道有施設における適切な管理などについては、道は、市町村や民間を指導監督する立場からも、自ら管理者として、模範を示す必要があると考えています。「隗より始めよ」の言葉通り、道有施設における対象機器の適切な管理を推進するために、どのように対応していくのでしょうか?

また道は、市町村施設や民間施設の管理者に対する指導・監督・助言等の役割を担うことになりますが、法制度を広く普及するために、今後どのように取り組んでいくのでしょうか?

フロン排出抑制法の全面施行を受けて、今後、道内に広く存在しているフロン類対策として、どのように取り組んでいくのでしょうか?

【指摘】

言うまでもなく、フロンガスは、先人が発明し、長い間、人間にとって無害なものとして有益に使用してきたものであります。

いわゆる「フロン排出抑制法」は、北海道にも広く存在する有害とされたフロンガスを、どのように排出抑制していくかを定めた法律であります。しかし、その対象は無数に存在し、残念ながら行政の力だけでは制御しきれないことも確かなことだと考えています。

だからこそ、適正な管理と排出抑制に積極的に取り組んでいく姿勢を、官民問わず、広く周知徹底させていくことが行政の役割なのであり、一気に問題解決には至らないまでも、地道な努力の継続が求められているものと捉えることが出来ます。

家庭用冷蔵庫から自動車、工場など、私たちの快適な生活を支えてきた「フロンガス」の無害化を促進できるように、今後も根気よく北海道民に、しっかりと、広く、根気よく、周知させていただけるように求めておきたいと思います。

この件に関しては、引き続き本委員会で取り扱って参りたいと考えておりますので、ご協力いただけますようにお願い申し上げておくこととします。 ありがとうございました。

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管理下における機器は問題ないのでしょうか、道内には様々な形で存在しているのが実情であります。私は「野良フロン」と呼ばせていただいておりますが、現実にはかなり厳しい問題として存在していることが容易に予想されています。

引き続きこの問題に取り組んでいきたいと考えています。

何卒よろしくお願いいたします。

北の元気玉 道見やすのり拝